- 野間 義幸
- リベルテ
代表取締役 -
研修講師、執筆講師、コンサルタントとして活躍中。大手自動車、電力、電機、建設、食品、通信会社などの主に管理職層を対象に、組織改革、変革のマネジメント、コンセプチュアル・スキル開発、システム・デザイン、エディトリアル・エンジニアリングなどのテーマで出講実績多数。
同テーマの通信教育教材、各企業オリジナル・テキストの執筆実績多数。業務開発、事業創造、人事政策、コンセプト・ワーズ開発などのテーマでコンサルティング実績多数。
部・課長級、あるいはその任用候補者を対象に、マネジメント研修の講師を務める仕事をしています。いわゆる階層別研修と呼ばれる制度的な企業内教育の一環として行われるものですが、ここ数年頂戴するテーマで最も多いのが“革新のマネジメント”“変革の時代のリーダーシップ”といったものです。

「従来のやり方では、お客さまが満足してくれない」
「競争激化の中でも、業務効率を高めて原価低減を行いたい」
「新たな事業分野を獲得して、生き残りから勝ち残りを果たしたい」
…それぞれの会社に、また個人次元でも、さまざまな動機や狙いがあるように見えますが、共通しているのは「外の変化に自分たちをどう適応させていくか」であると思われます。そして、こう言う方が多いのです。「強み弱み分析を行い、特に弱みを発見して、それを強化することで、企業間競争に勝ち残っていきたい」…と。
私がお引き受けしている研修の現場で、ほとんどの場合に行っている導入の仕方が二つあります。一つは、事前課題として「あなたとあなたが所管する組織の強み、取り巻く環境変化の質と方向、ミッション、導くべきパフォーマンス、日常レベルの問題解決、戦略レベルの課題形成」を書いてもらい、講評を加えフィードバックすることです。もう一つは、クイズ形式で、その会社の株価、売上、利益、製・商品、サービス別のシェア、各種ランキング、経営理念、行動方針、ウェブサイト上の社長メッセージなどを受講者にお尋ねすることです。
いずれも、私が準備している狙いは「弱みを克服して、変化に対応」という前に、まず自分たちの強みは何であるのか、自分たちの事業状況はどうであるのか、世の中との関わりについて考えていること(会社が存在していることの価値、事業運営の思想・哲学)はいったい何なのか、といったことを足元からきちんと見直してくださいということなのです。
実際どうなるかといいますと、ミッションでは担当レベルの業務項目をずらずら並べたり、環境変化では景気が悪い、競争が厳しい、予算が少ない、人手が足りないなどの言葉を愚痴のように放り出したり、日常レベルの問題解決と戦略レベルの課題形成の違いがつけられていなかったり、あるいは、自社株の年初来高値・安値も売上も経常利益も、自社が掲げる経営理念や行動方針や環境宣言も覚えていなかったり、という具合です。
それでも、「一歩先の変化を読んで、確実に成果を導くスキルを身につけたい」と、おっしゃるわけです。










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